concept



自己と他の境が溶け出すような感覚。 自分の内部が外へと沸き上がっていくような感覚。
目に見えている世界、それに重なって存在する「どこまでも均質な世界」へと解放されていく感覚。

そういったものを根底に制作を続けています。


Sense to which boundary of self and another begins to melt. 
Sense to which my inside boils up to the outside.
Sense opened to the homogeneous world infinitely.

They are sources of my production.







1993年、1994年の [ EARTH WORK T.U] では、自然の中の根源的要素を感じ
一体化することを図る中で自己の開放を試みました。


In the earth work in 1994 1993.
Opening of the self was tried while attempting to integrate naturally.



屋内での作業でも、布や磨りガラス、鉄などの持つ透明感を素材として、
それらの感覚を空間に再現することを試みてきました。
表現するというよりは、空間の中の自分を意識するための装置を作る作業という方が近いかもしれません。


I use the transparent feeling that the cloth, the glass, and iron, etc. have.
And,I have tried to reproduce those senses in the space.
I am making the device because of the consideration of self in the space.

space artworks



2000年の個展からは、身体感覚を伴う体験型の要素を加えたものになっています。
体験者が自身を意識する場を作り、その中で故意にその意識を消失させるような状況を創り出します。
また、物質の非物質化
(ストロボライトの点滅によりコマ送りの視界を作り、
自身や周囲の現実感を喪失させる。等)

あるいはその逆
(頭の中のイメージを物質であるかのように取り扱い、容器に詰め込み受け渡しする。等)によってそれらの境界を曖昧なものにすることを試みています。

The project from 2000 added the element of the experience type with a body sense.
I make the space where the participant considers oneself.
And,I prepare the situation in which the consideration is made to disappear.
I am concurrently trying to obscure the boundary of the material and non-material.

installation



「自己の境が失われたイメージの中で実感することは何か」
ということをクローズアップし、
その実感を持ってどのように生きていくのかを見つめていきたいと考えています。


"Something ..feeling in image from which own boundary is lost.."
I close it up.
I want to watch it what influence to exert.


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